本作は「マクロス」シリーズ30年の節目にふさわしく
「マクロス7」と「マクロスF」という2大タイトルが融合。
ハイブリッド・ロックアニメに挑む!
–アミノ監督メッセージより
<封入特典>
○解説書
○「マクロスSP クロスデカルチャー!!!」限定アイテムカード
○特典ディスク
・ライブ”FIRE BOMBER 2012″ ※2012年11月23日に行われたライブの特別編集映像
・「マクロスFB7」舞台挨拶(ゲスト:アミノテツロ、遠藤綾、中島愛、福山芳樹)
・新規ミュージッククリップ2曲
「娘々FIRE!~突撃プラネットエクスプロージョン」「ヴァージンストーリー」
・特報
・劇場予告
・TVCM
・スペシャルWEBラジオ「Sheryl Nome Wave」(全10話)
<映像特典>
○<音声特典>オーディオコメンタリー
出演者:神奈延年(バサラ役)、櫻井智(ミレーヌ役)、菅原正志(レイ役)、陶山章央(ガビル役)、
小西克幸(オズマ役)、遠藤綾(シェリル役)、中島愛(ランカ役)、アミノテツロ(監督)
<他、仕様>
○特製ケース(美樹本晴彦・江端里沙描き下ろし)
***********************************************************************
今回、自分は予定が立たなかったのと、ちょっと「マクロス7」要素が足りないような気がして、結局、劇場には観に行かなかったのだけど、ちょっと後悔。
やっぱり、FireBomberの音を劇場のでかい音で聞きたかったな、という感じ。
まだ、1回しか観ていないのだけど、気になった感想など。
★何故、ビデオテープ?
まあ、普通に考えれば、マクロス7の時代だと、
もうビデオテープは使ってないよな、と思ったけどどうなんだろう。
でも、レイはバサラがいなくなった時、
ステージでカセットテープ使ってたよな、とか思ったりして。
バサラのいつも使ってるアンプ兼カラオケみたいな機材は
結構、テクノロジーが進んでるような気がするんだが、
カセットテープやビデオテープのような
アナログなメディアを使ってたのはちょっと不可解な感じ。
あるいはビデオテープに見せかけた何か全然違う物なのか?
と、ここまではマクロス世界の話だけど、
製作的な事を考えると、マクロス7の時の映像を、
高解像度のマクロスFの映像と合わせた時、
やっぱり、違和感があると思うので、それならいっその事、
大昔のビデオテープと言う事にして、画質もそれに合わせ、
さらに落としてしまったのではないかと思う。
実際、マクロス7の映像は、輪郭部分に意図的に
「RGB」成分が若干ずれて、3D映像みたくなってる
部分がある。
最初、観た時は「何か映像ひどいな」と思ったけど、
途中から「あー、そう言う演出なのかな」と思った。
★うーっ、プロトデビルン
何か、今回、クラン・クランがちょっとうっとおしい
キャラクターになったなと思ってたが、
途中で謎の怪鳥が「美、美」言い出した頃から、
「あれ、ひょっとして」と思ってたら、
やっぱり、あれでした。
ゼントラーディは遺伝子レベルでプロトデビルンが
苦手なんですね。
★プロトデビルンのその後
今回、マクロス7から唯一、リアルに登場した
「ガビル」ですが、バロータ戦役後、彼らが何を
やってるのか、ちょっと想像してしまった。
第一次星間戦争の後の、ゼントラーディ人みたいに
人類と仲良くなって、行く星先で、
スピリチアを補充するため、鼻歌で
「Try Again」を歌うゲペルニッチを
想像したら、微笑ましくなってしまった。
★何故、ガビルが?
これはよく解りません。
そして、あの映像をどこから入手して、
何の目的でフロンティアに持って来たのか?
大半は、統合軍が持っている映像なので、
統合軍とも繋がってるとは思うのですが・・・
最後に、全体的な感想としては、
「マクロス7」側から観ると、ほとんど新しい物は
無いので、単純にFireBomberの音楽を劇場のでかい音で
聞きたかった。というぐらいでしょうか。
「マクロスF」側から観ると、各キャラクターの
真の「熱気バサラ」に対する反応が面白かった。
オズマの「やはり、俺のバサラは凄かった」
みたいなのは微笑ましかったし、
シェリルの「ほうら、私の思ってた通りだわ」
みたいなのはちょっと鬱陶しかった(笑)
ところで、何で、この時期に「熱気バサラ」の
真実を組み解くみたいな作品が出たんだろう。
30周年に向けての何かの布石なのだろうか。