第31話「熱愛スキャンダル」
【ガビル】
あらゆる物に【美】を見出して
【美】を叫ぶ、プロトデビルン。
バロータ3198XE第4惑星にて
ガビ「いったい、どうするおつもりで。まだ、ゲペルニッチ様を呼び覚ますにはスピリチアが足りません」
いきなり、ある物体にスピリチアを放出するゲペルニッチ。
ガビ「ゲペルニッチ様!」
ある生命体が呼び覚まされそうになる
ガビ「バ、バルゴ!」
呼び覚まされたバルゴ
バル「ガビル、俺に用か?」
ガビ「私がおまえなどに用があるはずもない」
どうやら、ガビルとバルゴは仲が悪いみたいだ。
バル「では、他が我を呼び覚ました」
ゲペ「私だ。今はここにいる」
バル「はっ!その目は。何と、ゲペルニッチ様」
「我を先に呼び覚ますとは」
ゲペ「夢の隙間におまえの姿を見たのだ」
バル「夢!」
ゲペ「遥かなる星々の煌めきの間に消えては輝き、輝いては消える。流離いの吟遊詩人が奏でるような微睡みの夢だ」
バル「我が力、必要とあれば、いつでもお貸ししましょう」
ゲペ「ンアーッ」
バルゴが呼び覚まされた事に不満そうなガビル。
熱気バサラのアニマスピリチアに吸い寄せられた
バルゴの使い魔達もサウンドブースターの攻撃に
やられてしまった。
結局、今回はガビルの「美」を発揮する事は御預けとなった。