HASEGAWA 1:72 VF-0A/S BATTROID
1999年に墜落した異星人の戦闘艦、通称ASS-1から
得られたオーバーテクノロジーを取り入れて開発された
可変戦闘機VF-0は、戦闘機型の”ファイター”、
ホバリング性能に優れた”ガウォーク”、地上での
白兵戦に向く”バトロイド”の3形態への可変により、
あらゆる戦闘局面に対応することが可能な機体と
なっている。
VFシリーズの本来の開発コンセプトは巨大な人型
かつ高機動な宇宙兵器である。
身長10m前後の異星人との戦闘を想定し、敵船艦内でも
自由に行動出来る海兵隊的活動をも視野に入れた
もので、いわば「飛行機型に変形出来るロボット型兵器」
としての開発が主体であった。
しかしASS-1に搭載されていた異星人の兵器群の分析
により、VFシリーズにも高度な空戦能力が要求
されることが判明。
主に大気圏内戦闘における空力的要求から、
在来型の戦闘機に極めて近いシルエットの
ファイター形態を有することとなった。
陸戦兵器としてバトロイドの運用を考える時、
装甲強度が課題となったが、ファイター時の
余剰エンジン出力をエネルギー変換装甲にまわす
ことにより解決された。
VF-0には指揮官用のS型、単座のA型、復座のB型、
デルタ翼のD型のバリエーションがある。
A型とS型の設計上の差はレーザー機銃が連装
されている点、編隊指揮システムが搭載されている
点のみである。
事実上、バトロイド形態も含めたVF-0の可変システムの
能力を最大限に発揮することができたのは指揮官の
ロイ・フォッカーだけであった。
VF-0で培われたテクノロジーと実践データはVF-1に
引き継がれ、本格的な可変戦闘機の時代に突入した。
【DATA】
重 量:空虚重量1619kg
エンジン:EGF-127ターボファンジェット改91.08kN、AB時148.9kN×2
最大速度:M2.74 高度11,000m
航続距離:2,075km 背部コンフォーマルタンク標準装備時
上昇限界:25,000m
固定武装:マウラー社製レーザー機銃(A型×1/S型×2)
標準武装:ハワードGPU-9、35mmガトリングガンポッド×1
成形色
デカール